SUS316(- )

非鉄金属 > ステンレス > SUS316の参考買取価格(単価)・相場推移

161円/kg 更新前価格:161円/kg 最終更新日:2017/06/03

類似の呼び名

  • SUS316・サンイチロク・ステンレス

SUS316とは?

SUS316はオーステナイト系ステンレス鋼です。
JIS規格ではC(炭素)0.08%以下、Si(シリコン)1.00%以下、Mn(マンガン)2.00%以下、P(リン)0.045%以下、S(硫黄)0.03%以下、Ni(ニッケル)10.00~14.00%、Cr(クロム)16.00~18.00%、Mo(モリブデン)2.00~3.00%となっています。SUS304からニッケル含有量を高め、モリブデンが加えられています。モリブデンには、破壊された不動態皮膜を修復する機能があるため、SUS316はMoを含有していないSUS304よりも耐食性が良くなるのです。
304よりも更に耐食性を要求する一般家庭・工業用製品全般、海水に触れる管、高速艇のプロペラ、プラント、ダイヤフラム、時計ベルトなどに使用されています。比較的、ステンレスの中では流通量は少ない方です。




非鉄金属について

ステンレス(Stainless)は鉄(Fe)を主成分(50%以上)として、クロム(Cr)を10%以上含ませた合金鋼です。「ステンレススチール」「ステンレス」または「ステン」や主に「SUS(Steel Use Stainless)」の略号が付けられる事から「サス」とも呼ばれます。
ステンレスは含有するクロムが空気中で酸素と結合し、表面に不動態被膜を形成するため、錆びにくくなっています。しかし、クロムが形成する不動態被膜は非酸化性の酸に対しては耐食性が劣ります。そのためニッケルを添加し、非酸化性の酸に対しても高い耐食性をもたせているのです。
ステンレスは合金ですが、その成分や割合により細かく分類されています。JIS規格では次の5つに分類されています。
マルテンサイト系ステンレス鋼 (martensitic stainless steels)
フェライト系ステンレス鋼 (ferritic stainless steels)
オーステナイト系ステンレス鋼 (austenitic stainless steels)
オーステナイト・フェライト二相ステンレス鋼 (austenitic-ferritic duplex stainless steels)
析出硬化ステンレス鋼 (precipitation hardening stainless steels)
オーステナイト系ステンレスは非磁性ですが、フェライト系は磁石につきます。その他にも分類によって性質が異なります。
ちなみにJIS規格ではSUSの後に様々な番号がつけられています(SUS301やSUS430等)
ステンレスとして最も代表的なものはオーステナイト系ステンレスのSUS304です。
JIS規格ではSUS304の化学成分はC(炭素)0.08%以下、Si(シリコン)1.00%以下、Mn(マンガン)2.00%以下、P(リン)0.045%以下、S(硫黄)0.03%以下、Ni(ニッケル)8.00~20.00%、Cr(クロム)18.00~20.00%となっています。クロムの18%、ニッケルの8%から「18-8ステンレス」「ハチハチ」等と呼ばれます。ステンレススクラップは一般的にニッケルの含有量が高い程、スクラップとしての価格も高くなりますが、SUS400系及び一部のSUS300系はニッケルの含有が無いか、微量であるため、スクラップとしての価格は鉄スクラップ並に低くなります。400系は磁石に吸着しますので、磁石を使用し判別する必要があります。
ステンレスは多くの場面で使用されており、用途は広範囲にわたっています。その場面によって耐食性,耐熱性,強度,成形性等の求められる性質が異なり、それぞれの場に応じたステンレスが使用されています。各用途別に使用されている一例を紹介します。
建築・・・屋根、内装、外装、床材、貯湯槽、配管、住宅設備
土木・・・トンネル内装、高欄、吸音板、排水池、水門、蛇かご、水管橋、鉄筋
家電、精密機器・・・洗濯機ドラム、オーブンレンジ、食洗機、IHジャー、冷蔵庫、時計部品、携帯電話部品、ボルト、ナット、ワッシャー
厨房、家庭用機器・・・業務用厨房、レンジフード、キッチン、ガスコンロ、浴槽、給湯器、調理鍋、食器、ポット、ビア樽
輸送機器・・・自動車排気系部品、自動車用ディスクブレーキロータ、鉄道車両部品、自転車部品
産業機器・・・プラント、石油堀削パイプ、ビール貯蔵タンク、メダル

一般的に買取をしているステンレススクラップ他にも下記の種類があります。
簡単な紹介を記載しますので、最新の買取価格、相場推移は各ページにてご確認ください。

■SUS304スクラップ
SUS304は最も代表的なステンレスです。
オーステナイト系ステンレスでJIS規格では化学成分はC(炭素)0.08%以下、Si(シリコン)1.00%以下、Mn(マンガン)2.00%以下、P(リン)0.045%以下、S(硫黄)0.03%以下、Ni(ニッケル)8.00~20.00%、Cr(クロム)18.00~20.00%となっています。クロムの18%、ニッケルの8%から「18-8ステンレス」「ハチハチ」「ジュウハチハチ」等と呼ばれます。耐食性、耐熱性、溶接性に優れ、ネジや、機械といった恒久部品から原子力発電所で使用される冷却水のパイプに至るまで幅広く用いられています。基本的には磁性は無く、磁石を使用し、鉄、SUS400系との選別をする事が出来ます。

■SUS301スクラップ
SUS301はオーステナイト系ステンレスでJIS規格では化学成分はC(炭素)0.15%以下、Si(シリコン)1.00%以下、Mn(マンガン)2.00%以下、P(リン)0.045%以下、S(硫黄)0.03%以下、Ni(ニッケル)6.00~8.00%、Cr(クロム)16.00~18.00%となっています。耐食性、耐熱性、溶接性に優れ、ネジや、機械といった恒久部品から原子力発電所で使用される冷却水のパイプに至るまで幅広く用いられています。かなり弱く磁石に付きますので磁石を使用し、鉄、SUS400系との選別をする事が出来ます。

■SUS310スクラップ
SUS310はオーステナイト系ステンレス鋼です。
JIS規格ではC(炭素)0.08%以下、Si(シリコン)1.50%以下、Mn(マンガン)2.00%以下、P(リン)0.045%以下、S(硫黄)0.03%以下、Ni(ニッケル)19.00~22.00%、Cr(クロム)24.00~26.00%となっています。クロムとニッケルの比率を高め、耐熱性、耐酸化性を向上させたステンレスです。25Cr-20Niと呼ばれます。
ニッケル比率が高く、一般的に使われているニッケル系ステンレスの中ではSUS310が最も高価な部類になります。
他のステンレスに比べ、耐熱性が高く、炉などの燃焼装置部品などの過酷な状況下で使用されています。




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